ニュース

アシスト、データ入出力を強化したETLツール「Syncsort DMExpress 7.15」

 株式会社アシストは16日、超高速ETLツール「Syncsort DMExpress」の新版「同 7.15」を、同日より提供すると発表した。

 「Syncsort DMExpress」は、米Syncsortが開発しているETLツール。データウェアハウス(DWH)やデータマートを集約したり、BIツール分析用のデータ加工を高速に行ったりすることができる。また、開発生産性が高いのも特徴とのことで、複雑かつ高度な並列バッチ処理もGUIで簡単に実装でき、独自のアルゴリズムにより、CPU・メモリなどのリソースを有効活用しながら、大容量データのソート、マッチング、集計処理などを高速で実行可能という。

 新版では、GUIで開発可能なジョブやタスク機能をすべてテキスト形式で作成できる「DTL機能」や、何の処理が行われているかをジョブエディタ上で記入できる「コメント機能」などが追加され、開発生産性や利便性がより向上した。

 またデータビジュアル化ツール「Tableau」データ形式への変換、JSONデータのCSV変換、JDBC接続のサポート、Vertica接続での特定カラムのデータ抽出やロードの高速化など、データの入出力部分が機能拡張された。

 このほか、Hadoop関連の機能強化として、HadoopのHiveテーブルとの入出力だけでなく、Hadoop内外でGreenplumへの高速ロードに対応。HDFS上のファイル内にあるデータのサンプリングも可能となっている。

 価格は147万8400円(税別)から。アシストでは、大容量データの日次処理、システムやデータ統合時などに最適なソリューションとして、Syncsort DMExpress 7.15を積極的に販売する考えだ。

石井 一志