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リコー、ワークグループ向け文書管理ソフトを強化

 株式会社リコーは15日、文書管理ソフトの新版として「Ridoc Smart Navigator V2」「Ridoc Desk Navigator V4」を発表した。いずれも、2015年2月2日に発売される。

 Ridoc Smart Navigatorは、デジタル複合機「imagio MPシリーズ」で読み取った紙文書のデータや、FAX受信したイメージデータ、PC内の文書ファイルなどを、簡単な操作で一元管理できる文書管理システム。今回の新版では、Ridoc Desk Navigator V4と連携することで、従来の文書管理の機能に加え、ペーパーレスFAXのハンドリング機能が強化された。これにより、「数名から数十名の規模でFAXを利用した受注業務を行っており、この業務をペーパーレス化したい」、といったニーズを持つ企業に対しても適した製品になっているという。

 具体的には、従来の文書管理キャビネットに加えて受信トレイキャビネットを新たに搭載し、Ridoc Desk Navigator V4からRidoc Smart Navigator V2の受信トレイにアクセスして、蓄積された文書をほかのユーザーに再配信できるようになった。さらに、大規模ドキュメント配信システム「Ridoc GlobalScan」からも、受信トレイにデータ配信できるプラグイン機能を提供する。

 価格は、1サーバーライセンスが35万円(税別)から。

 一方のRidoc Desk Navigatorは、多様化する文書の保管場所にアクセスし、文書を一元管理するドキュメントポータルソフト。新版では、従来の操作性はそのままに、編集が完了した文書の後処理(ファイル形式変換、送信、登録)など、定型的な一連の処理をまとめて実行できる「おしごと機能」が追加された。

 価格は、1クライアントライセンスが1万3500円(税別)から。

システム概念図

石井 一志