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ランサーズが約10億円の資金調達、KDDI、グリー、GMOなどから

 クラウドソーシング基盤を運営するランサーズは2日、KDDI、インテリジェンスホールディングス、コロプラ、グリーベンチャーズ、グロービス・キャピタル・パートナーズ、GMO VenturePartnersを割当先とする総額約10億円の第三者割当増資を実施した。

 資金調達は、クラウドソーシングのさらなる普及、ランサー(フリーランサー)支援、人材採用、システム開発による事業のさらなる成長のために行われた。KDDI、インテリジェンス、グリーの3社とは業務提携も締結し、共同でサービス拡充を図る。

 KDDIとの業務提携では、人材不足が課題となっている中小企業に対し、クラウドソーシング活用による人材資源のオープン化を推進する。また、首都圏以外のランサーを支援することで、時間・場所にとらわれない柔軟な働き方を普及促進し、地方創生に貢献していく。

 インテリジェンスとの業務提携では、同社の人材事業を通して、従来の正社員、契約社員、アルバイトという働き方に加え、クラウドソーシングで働くという選択肢を提案。個人に対してより多様な働き方を提供していく。

 グリーとの業務提携では、「GREE」を運営し、多くのモバイルゲームを国内外に提供する同社の制作業務の担い先として協力関係を構築。モバイルゲームやインターネットサービスでは、アートやランディングページの作成、ライティングなど幅広い制作業務が必要となるため、これまで以上に、スキルや適正があるランサーが活躍できる機会を提供するとしている。

川島 弘之