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IDCフロンティア、Fusion-ioの第3世代フラッシュを搭載したベアメタルサーバー

同製品搭載サーバーを利用したハードウェア専有型IaaSも

 株式会社IDCフロンティアは10日、ベアメタルサーバーのラインアップに、国内で初めてFusion-ioの第3世代フラッシュストレージ「ioMemory PX600」(以下、PX600)搭載サーバーを追加すると発表した。同日よりサービスの提供を開始する。また、IaaSの「IDCFクラウド ハードウェア専有タイプ」でも、PX600搭載サーバーを用いたメニューを11月中旬より提供開始するとのこと。

 PX600は、パフォーマンスを重視したPCI Express接続のフラッシュストレージ。リード時で2.7GB/秒の帯域幅と33万IOPS(4kランダム)、ライト時で2.2GB/秒の帯域幅と37万5000IOPS(4kランダム)といった最大性能を発揮できる。

 今回はPX600を搭載したサーバーを、ベアメタルサーバー(プラン:高速IO 1000)およびクラウドサービス「IDCFクラウド」のハードウェア専有タイプ(プラン:HighIO 5XL128 ハードウェア専有タイプ)に採用し、従来比5割のI/O性能向上を実現。これによりユーザーは、データの読み書き双方に高いI/O性能を持つ2つのサービスを、クラウドやハウジングなどと組み合わせて利用できるため、大量のデータ処理をより高速に行えるようになったという。

 ベアメタルサーバーでは、CPUがXeon 8コア×2、ディスクが292GB(ハードウェアRAID 10)、フラッシュストレージがioMemory PX600 1000GB MLCといったスペックで、メモリによって月額料金が異なる。具体的な価格は、メモリ32GBが15万8000円(税別)、64GBが16万3000円(税別)、128GBが17万3000円(税別)、192GBが18万3000円(税別)。

 一方のクラウドサービスでは、CPU40コア、メモリ128GB、フラッシュストレージがioMemory PX600 1000GB MLCで、1時間あたり370円(税別)、月額上限料金が17万9300円(税別)。なお今後は、月額10万円を下回るハードウェア専有タイプも順次提供される予定とのこと。

石井 一志