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日欧商事が「QlikView」採用、伊ワインの輸入販売分析に

 日欧商事株式会社が、イタリアワインの輸入販売分析に「QlikView」を活用する。開発元のクリックテック・ジャパン株式会社と、提供元の株式会社アシストが27日、発表した。

 日欧商事は、1981年の創業以来「ほんもののイタリア」というコンセプトで、イタリアのトップブランドワインやパスタなどの食材を輸入・提案する商社。生誕30年を迎えたプライベートブランド「SOLLEONE(ソル・レオーネ)」では、本場イタリアの素材・味・品質にこだわったトマト・オリーブオイル・チーズなどの充実したラインアップを展開している。

 今回、輸入販売の取引分析を行う情報分析プラットフォームに、連想型高速インメモリBIツール「QlikView」を採用した。従来よりBIツールを利用して取引分析を行っていたが、エンドユーザーが使いこなせないといった課題や、分析が月次での集計に限られるといった制約に加えて、BIツールが英語に対応していないため、経営層向けに別途英語での報告資料を作成しなければならず、効率が悪かったという。

 そこでQlikViewに全面リプレース。「明細レベルまで深く掘り下げられ、商品分類や部門ごとの営業状況を詳細に把握できる」「ユーザーが英語と日本語を自由に切り替えられ、経営層向けの英語資料も分析結果のアウトプットとしてそのまま作成できる」などが評価点となった。

 新システムは2014年2月にカットオーバーし、経営層と営業部門で利用されている。迅速な経営状況の把握と販売戦略の強化に効果を上げているとのことで、今後はユーザーから寄せられている要望の追加などシステムの拡張を継続しながら、事業成長に役立てていく。

川島 弘之