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NEC、防じんフィルタ搭載のタワー型NASなど2製品を提供

インテル製最新CPUの採用で性能を向上

 日本電気株式会社(以下、NEC)は22日、NAS製品群「iStorage NSシリーズ」において、中小規模システムのファイルサーバー統合に最適な2製品「iStorage NS300Re」「同 NS100Te」を、同日より販売開始すると発表した。いずれも、インテルの最新CPUを搭載して処理性能を向上させており、セキュリティ対策や運用性の向上などを支援するという。

iStorage NS300Re
iStorage NS100Te

 新製品のうち「NS300Re」は、性能を向上させたラック型のNAS製品。上位モデルでは、CPUに「NS300シリーズ」では初めてとなるXeonシリーズを採用し、処理性能を従来製品より15%向上させたほか、メモリも従来製品の倍となる8GBを標準搭載した。これにより、ウイルススキャンや重複排除を従来よりも迅速に実行可能になったとのこと。

 また、電源やHDDが冗長化されていることから、複数部門のファイルサーバー統合や、バックアップ用ストレージとしても安心して利用できるとしている。ディスクは4基内蔵でき、最大で16TB(4TB×4)を搭載する。価格は39万8000円(税別)からで、出荷開始は10月29日の予定。

 一方の「NS100Te」は、幅98mmの小型筐体を採用したタワー型モデル。こちらも最新のインテル製CPUであるPentium G3240を採用し、処理性能を5%向上させた。また、防じんフィルタ付きのベゼルに対応し、ハードウェアの故障の原因となる埃(ほこり)の吸入を低減するとのことで、オフィスや店舗に加え、工場や仮店舗など、埃の多い場所でも利用しやすくなっている。

 ディスクは2基内蔵でき、最大で8TB(4TB×2)のモデルが用意された。価格は19万8000円(税別)からで、10月29日の出荷開始を予定している。

石井 一志