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NECと米Clouderaが協業、「Hadoop」関連の新サービス開発へ

 日本電気株式会社(NEC)と米Clouderaは14日、ビッグデータ活用における台規模分散処理基盤ソフト分野で協業することに合意した。

 Clouderaは、大規模分散処理基盤「Apache Hadoop」のディストリビュータで、Apache Hadoopの効率的な導入と安定稼働を実現する「Cloudera Enterprise」を提供している。同ディストリビューションには、Apache Hadoopの導入・運用を容易にするために必要な修正パッチやソフト間の相性について動作検証した「CDH(Cloudera's Distribution including Apache Hadoop)」、管理ソフト「Cloudera Manager」などのツール群、サポートサービスで構成される。

 今回の協業では、NECのサーバー、ソフト、クラウドサービス、SI、トレーニングについて、Clouderaの提供する製品、サポート、プロフェッショナルサービスと連携し、ビッグデータ処理に最適な製品やサービスを新たに開発、販売する予定。これによりユーザーは、NECによるビッグデータ・システム全体の設計・構築・運用・トレーニングや、Clouderaの専門技術者によるApache Hadoopに関する設計時のプロフェッショナルサポート屋開発運用時の保守サポートまで、「全フェーズで高度な支援を受けられる」(NEC)としている。

川島 弘之