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ChromebookでWindows業務アプリが使える環境、シトリックスが提供

 シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社(以下、シトリックス)は29日、Google ChromebookでWindows業務アプリが利用できる環境を整え、国内向けに提供を開始した。

 具体的に提供するのは、Chromebookに対応したHTML5ベースの「Citrix Receiver」。アプリ仮想化製品「XenApp」やデスクトップ仮想化製品「XenDesktop」の標準機能として提供され、Citrix Receiverはこれらに接続するための接続クライアントとなる。

 シトリックスでは、画面転送を軸としたWindowsアプリ利用環境をChromebookに対応させるとともに、2つのキャンペーンを実施する。

 1つは、「ChromebookでCitrix XenAppを使おう」キャンペーン。XenAppとChromebookを同じタイミングで購入したユーザーを対象に、XenAppライセンスを25%オフで提供する。対象製品はXenApp Platinum EditionおよびXenDesktop Platinum Edition。

 もう1つは、「ChromebookでCitrix Workspace Suiteを使おう」キャンペーン。XenApp、XenDesktop、 XenMobile、ShareFileをフルに活用できる「Citrix Workspace Suite」とChromebookを同じタイミングで購入したユーザーを対象に、Workspace Suiteライセンスを25%オフで提供する。

 キャンペーン期間はいずれも8月1日~12月26日まで。

 グーグルでは、「このサービスにより、コンピュータの管理、セキュリティやコスト削減のために、企業がChromebookへの移行を検討する機会となることに期待する」としている。

川島 弘之