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リクルート住まいカンパニーがSalesforce1を導入、営業とコールセンターを連携

 セールスフォース・ドットコム(以下、セールスフォース)は16日、リクルート住まいカンパニーが「Salesforce1」を導入したと発表した。営業部門とコールセンターを連携するとともに、モバイルを全面活用し、営業活動と顧客対応の大幅なスピードアップを図るという。

 リクルート住まいカンパニーは、不動産・住宅情報サイト「SUUMO」や情報誌の発行、および全国に約100店舗を超えるSUUMOカウンターにおける相談サービスを通じて、新築マンション、注文住宅、リフォームなどの情報を提供している。

 Salesforce1では、不動産会社の顧客情報、顧客との対応履歴を一元的に管理できる仕組みを構築した。既存の訪問型営業に加え、これまで以上にアフターフォローを充実させるためにコールセンターを導入。訪問営業スタッフが受発注・失注といった営業結果を入力・集計し、コールセンターと共有することで、チームワークを活性化するとともに、モバイルを通じて営業利益や資料にアクセスできるようにし、リアルタイムでの情報共有を実現している。

 同社では今後、自分たちの営業記録を記録し活用するだけでなく、顧客とも情報を共有することで、「いつどんな提案を受けて、どういう状態にあるか」をSNSのように顧客と共有できる仕組みも検討。さらに電話や訪問以外にもメールやLINEのようなサービスとの履歴まで共有できる「chatterセンター」を実現し、次世代の顧客とのコミュニケーションづくりを創造していきたいとしている。

川島 弘之