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NEC、プログラマブルフロー製品「UNIVERGE PF6800」のコントローラ統合管理ソフト

廉価版コントローラや全ポート光対応のGbEスイッチなども

UNIVERGE PF5220F-20S2XW

 日本電気株式会社(NEC)は19日、OpenFlow対応ネットワーク製品「UNIVERGE PFシリーズ」において、3製品を新たに販売開始する。OpenFlowコントローラにあたるProgrammableFlow Controller(PFC)では、初期導入コストを抑えた「UNIVERGE PF6800 ベーシック」と、複数のコントローラを統合管理するソフトウェア「UNIVERGE PF6800 Unified Network Coordinator(UNC)」を提供。また、スイッチ製品「UNIVERGE PF5220F-20S2XW」をラインアップした。

 新製品のうち「UNIVERGE PF6800 ベーシック」は、従来のPFCアプライアンス「UNIVERGE PF6800」の各種機能をオプションライセンス化し、必要な機能を選択する形式にしたことで、低価格化を実現したもの。必要に応じて機能を追加できるため、初期導入コストを抑えたスモールスタートが可能という。価格は300万円(税別)からで、1月20日の出荷開始を予定する。

 2つ目の「UNIVERGE PF6800 UFC」は、複数拠点にある、PFCをまたがる仮想ネットワークを統合管理できるソフトウェア。従来は異なるPFCで管理していた仮想ネットワークの一元管理や、異なるPFCをまたがった仮想ネットワークの設定が可能になった。これによって、より大規模なデータセンターネットワークや、複数拠点にまたがるネットワークを統合管理する場合などに、SDNの適用領域を拡大できるとのこと。また、パブリッククラウドとプライベートクラウドが連携する、ハイブリッドクラウド環境への応用も可能としている。価格は500万円(税別)からで、出荷開始は1月27日の予定。

 最後の「UNIVERGE PF5220F-20S2XW」は、Gigabit Ethernet(GbE)の光インターフェイスを22ポート備えたスイッチ。従来、ビル内でフロア間をまたがって接続する場合に必要だったメディアコンバータが不要になり、コストや設置スペースを削減できるとした。価格は241万円(税別)からで、出荷は1月7日から開始する予定。

石井 一志