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米Imation、書き込み速度を2倍以上に強化したハイエンドストレージ「EシリーズV」

EシリーズV

 米Imationは18日(米国時間)、現行製品と比べて最大2倍以上のパフォーマンスを実現したハイエンドストレージ製品群「Nexsan EシリーズVストレージシステム」(以下、EシリーズV)を発表した。国内では2014年第1四半期の販売開始を予定する。

 「EシリーズV」は、従来製品「Eシリーズ」の上位に位置付けられるハイエンドのストレージシステム。コントローラのCPU性能の向上、キャッシュメモリの増量などが行われているほか、RAIDパリティ生成の高速化を実現した。

 4Uサイズの筐体に最大240TBの容量を搭載でき、一般的なストレージと比較して約1/3のラックスペースを削減可能なほか、ディスクの回転を一時的に停止して電力消費を抑制するAUTOMAID機能などにより、2/3以上の消費電力を削減できるという。

 ラインアップには、4U筐体・最大60ドライブの「E60VT」、4U筐体・最大48ドライブの「E48VT」と、2U筐体に最大18ドライブを格納できる「E18V」の3種類を用意する。4U筐体の2製品には、シーケンシャル書き込みパフォーマンスを従来比で2倍以上に高速化する専用ハードウェアエンジン「ターボチャージャー」を搭載しているとのこと。

 参考価格は、E48VTが444万円(2TB HDD×16本搭載時)、E60VTが504万円(2TB HDD×20本搭載時)。HDD以外に、SSDの搭載にも対応する。

 なお、「EシリーズV」単体ではFC/iSCSI SANストレージ、あるいはDASとして利用できるが、ハイブリッドストレージ「Nexsan NST」のバックエンドインフラ、あるいはアーカイブストレージ「Nexsan Assureont」の一部としても活用可能だ。

石井 一志