ユナイテッドアローズ、リゾームの顧客分析システムを採用

　株式会社リゾームは18日、株式会社ユナイテッドアローズに「戦略会議シリーズ 顧客分析システム」が採用されたと発表した。

　従来ユナイテッドアローズはスタッフ数名が全社から寄せられる依頼にあわせて、専用のBIツールと市販のデータベースソフトを使用し、ハウスカード会員の分析を行っていた。しかし、市場が多様化するとともに分析条件も複雑さを増し、従来のツールでは欲しい結果を得るまでに複数の手順と時間を要するため、すべての分析依頼に応えるのが難しい状況だった。そのため、分析業務を効率化する仕組みの導入が急務だったという。

　実際に、リゾーム製品を使ってハウスカード会員の購買データを利用し評価・検証をしたところ、複数の手順が必要だった分析が直感的な操作で可能となり、分析結果を簡単にグラフ化したり、GISソフトと連携させて地図を表現できたりと、操作性の良さを評価し採用に至った。今まで実現できなった商品軸と顧客軸を掛け合わせた分析も可能となり、分析の幅が格段に広がることも評価された。分析のノウハウも共有できるため、スタッフの教育面で役立つことも決め手となった。

　同システムの導入によりユナイテッドアローズは、分析業務の生産性を従来比2倍まで向上できると見込む。あわせて多様な分析要望にも柔軟に応えることで、社内他部門への提案力の強化が期待されるという。