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NEC、シンガポールに研究所を設立~ビッグデータ、セキュリティなどを活動領域に

 日本電気株式会社(NEC)は9日、シンガポールに「NECラボラトリーズシンガポール」(NLS)を設立すると発表した。アジア地域におけるグローバルソリューション研究の拠点として、同日より活動を開始している。

 「NECラボラトリーズシンガポール」は、アジア大洋州(APAC)地域の統括会社であるNECアジアパシフィック内に設立された研究所。NECとしては、日本、北米、欧州、中国に続く5地域目の研究所になる。

 具体的な活動としては、シンガポール科学技術庁(A*STAR)、シンガポール国立大学、南洋理工大学、国立シンガポール工科・デザイン大学など、現地の研究機関や顧客と柔軟な共同研究体制を組み、実証実験への積極的な参画を通じて、NEC独自の技術を用いた新たなソリューションを創出するとのこと。

 NLSはセーフティ、ビッグデータ、セキュリティ、スマートエネルギーの領域を中心に活動するとのことで、ここで創出したソリューションは、ほかの研究所とも連携を図りつつ、社会インフラの高度化に対するニーズが旺盛な東南アジア諸国・南米・アフリカといった新興国など、グローバルに展開していく考え。

石井 一志