ノベル、SUSE Linux Enterprise 11 SP3を提供開始

　ノベル株式会社は18日、Linux OSの最新サービスパック「SUSE Linux Enterprise 11 Service Pack 3（SP3）」を提供開始すると発表した。サーバーOSのSUSE Linux Enterprise Server、デスクトップOSのSUSE Linux Enterprise Desktopなど、7製品がリリースされている。

　SUSE Linux Enterprise 11 SP3では、2009年にSUSE Linux Enterprise 11が提供開始されて以降にリリースされた、すべてのパッチおよびアップデートを収録しているほか、さまざまな新機能を追加している。

　例えば、ハードウェアでは、Xeon E5、第4世代Coreプロセッサ、AMD Opteron 4000/6000シリーズといったCPUや、PCI Express SSDカードなど、最新の業界標準ハードウェアに対応。最大4096の論理CPUと16TiB（テビバイト、2の40乗）のRAMを認定ハードウェアでサポートする。ハイパーバイザーも、KVM 1.4およびXen 4.2を搭載し、仮想CPUおよびメモリ制限を強化。仮想化パフォーマンスの改善が図られた。

　このほか、LVMのサポートとシンプロビジョニングの強化による共有ストレージの使用最適化、Unified Extensible Firmware Interface（UEFI）セキュアブートへの対応、NFS v3でのIPv6サポート、Open Fabrics Enterprise Distribution（OFED）1.5.4への対応、クォータサポートや高速スナップショットなどのbtrfsの拡張、などなど、さまざまな機能強化が行われているとのこと。