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ネットワールド、PC集中管理ソリューション「VMware Horizon Mirage」関連サービスを強化

 株式会社ネットワールドは23日、VMwareの物理PC管理ツール「Horizon Mirage」関連サービスを強化すると発表した。無償のハンズオンセミナーや、設計・導入を支援するプロフェッショナルサービス、独自翻訳した日本語マニュアルなどを提供する。また、Windows XPから新しいOSへの移行にも適していることから、パートナー向けの支援体制を整え、移行を促進するとのこと。

 Horizon Mirageは、物理PC内のデータを仮想化されたイメージ(CVD)としてデータセンタ内で集中管理し、エンドユーザーの生産性・事業継続性を大幅に向上させるソリューション。企業のコンプライアンスに準拠するように管理者が作成したイメージを、データセンターで管理して配信するが、CVDと重複排除・圧縮されたネットワーク同期技術を利用するので、ネットワークへの負荷を軽減できる。

 また管理者は、管理コンソールでの簡単な操作だけで、新しいクライアント端末のセットアップ、端末が壊れてしまった際の復旧やPCのリプレース、既存の端末へのパッチ・アップデートの提供などを行えるという。

 これを、Windows XPのサポート終了が迫っていることを受け、ニーズが高まっているOSのマイグレーションに適用すると、Windows XPからWindows 7へのマイグレーションをネットワーク越しに行うことも可能。ウィザードを利用して、クライアントへのWindows 7のイメージ配信からプロファイルの移行、ドメインへの再参加までを実行できる。

 ネットワールドでは、OSマイグレーションツールとして利用する場合、割安な6カ月間の期間限定サブスクリプションを提供できるとのこと。参考価格は、10台で利用する場合、通常ライセンスの場合が19万3700円(税別)、6カ月限定ライセンスが10万4000円(税別)。通常ライセンスの場合は別途保守費用も必要となる。

 なお今回強化したサービスのうち、無償ハンズオンセミナーでは、実環境を操作しながら、Horizon Mirageのオペレーション方法を学習。また、導入支援サービスでは、PoC構築支援、利用方法の習得支援、設計支援などのサービスと、製品の導入サービスを提供する。

(石井 一志)