ニュース

ねこじゃらし、社内のプライベートクラウドとデータセンターを併用するバックアップサービス

 株式会社ねこじゃらしは7日、遠隔地分散クラウドバックアップサービス「BackStore」において、社内のプライベートクラウドと、ねこじゃらしのデータセンターの双方にデータをバックアップできる、「ハイブリッドバックアッププラン」を開始したと発表した。

 ハイブリッドバックアッププランは、バックアップ先として、社内のプライベートクラウド環境とねこじゃらしのデータセンターを併用するバックアップサービス。日々利用するデータは社内のNASなどにバックアップするほか、重要なデータを遠隔地のデータセンターにバックアップすることで、リスクとコストのバランスの最適化を図るという。

 社外については、データバックアップに特化したクラウドストレージサービスであるBackStoreを利用し、重要なデータを沖縄と東京のデータセンターに分散バックアップすることで、可用性を確保する。

 一方、社内側については、BackStoreの技術を利用し、顧客企業のプライベートクラウド上に専用のバックアップシステムを構築する。この構築にあたっては、ねこじゃらしがハードウェア、ソフトウェア、キッティング、運用サポートまでを提供するため、バックアップ用のプライベートクラウドを容易に構築可能。日々利用するデータを、安全かつ迅速にバックアップ/リストできる環境を整備するとした。

 なおBackStoreでは、暗号化技術、ファイル圧縮とブロックレベルの重複排除、無制限の世代管理などの機能を提供しており、社内外のいずれについても、これらの機能を利用できるとのこと。

 価格は利用する容量によって変わるが、社内側で5TB、データセンター側で100GBの5TBプラン(5年リース契約)の場合、10万3400円(税別)から。

(石井 一志)