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オーシャンブリッジ、社内向けクラウドSNS「Zyncro」を機能強化

Gmail連携やファイル共有時のセキュリティ強化などを実施

 株式会社オーシャンブリッジは4日、社内SNS「Zyncro(ジンクロ)」の新版、「Zyncro 3.5.3」を公開したと発表した。

 Zyncroは、部門内・プロジェクト内の最新情報を共有できる、FacebookやTwitterのような「ウォール」機能と、フォルダによる階層管理やファイルのバージョン管理が可能なファイル共有機能を備えた、クラウド型の社内SNSサービス。クローズドかつセキュアな環境で利用でき、グループ機能やファイル共有機能により、企業内や企業間の業務にまつわるコミュニケーションや情報共有を、特定のメンバー間で行えるという。

 今回の新版では、まず、Zyncro上で使えるWebアプリケーションを集めた「ZyncroApps」に、Gmail連携機能を追加した。Gmailでメールを受信した際に、Zyncroのメニュー上に通知され、そこからGmailへ直接アクセスできる。

 ZyncroAppsではもう1つ、「Zyncro ビデオプレーヤー」も追加された。ウォール上に投稿された「MP4」および「FLV」形式の動画をサムネイル表示し、ストリーミング配信することができる。

 また、ファイルを外部へ公開するためのURL生成機能「Zlink」では、パスワードおよび公開期限の設定に対応。これによって、Zyncroに参加していない社内外のメンバーにファイルを送る際でも、セキュリティを確保しながら公開できるようになったとのこと。

 さらに、プログラムのコードおよびレイアウトを最適化し、WebUI上でウォールを読み込んだ際などの処理速度を向上させている。

 なおZyncroでは、5ユーザー・1GBまでの「スモールビジネスエディション」は無料で利用可能。有償版の「ビジネスエディション」は、1ユーザーあたり年額7200円(最小5ユーザー)、ストレージ容量10GBあたり年額4800円で利用できる。また、プライベートクラウド、オンプレミスでの提供も要望に応じて行うとのこと。

Zyncroのメニュー上からGmailの受信メール件数が確認可能。また、アイコンをクリックすることによりGmailに直接アクセスできる
Zyncroに参加していない社内メンバーや取引先などにファイルのダウンロードURLを送る際、URLに公開期限とパスワードを設定できる

(石井 一志)