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リコー、最大350台のタブレットを同時接続できるペーパーレス会議システム

 株式会社リコーは18日、最大350台のタブレット端末を同時接続できるペーパーレス会議システム「RICOH Conference Center」を開発し、19日より販売すると発表した。

 iPadで資料の共有や閲覧ページの同期、ページ内への書き込みといったペーパーレス会議をスムーズに行えるiPadアプリ「RICOH Smart Presenter」を業務仕様にバージョンアップし、新製品のクライアントアプリとして使用。サーバーシステムを別途用意することで、最大350台のタブレット端末の同時接続に対応した。

 今回のサーバーシステムでは、会議資料をWebブラウザから「RICOH Conference Center」専用サーバーにアップロードすることで、PDFファイルに自動変換される。会議参加者は手持ちのiPadで使用を同サーバーからダウンロードして活用する。

 ネットワーク対応のリコー製プロジェクタにワイヤレスで投影することもでき、発表者が説明する資料画面を見ながら、手元のiPadにメモを取ることも可能という。

 従来のように「RICOH Smart Presenter」のみを利用したサーバーレスによる少人数の会議にも対応する。

 これにより、会議における配付資料の印刷コスト削減や、資料の急な差し替えの手間を省ける。また、iPadに配信された資料データは会議終了後に消去することも可能なので、機密情報のセキュリティを確保できるほか、資料の改修や破棄作業の手間も削減できるという。

 ビジネスや教育現場においてスマートデバイスの活用が進む中、社内打ち合わせ、役員会議、セミナーや研修会など幅広い用途で利用が可能。リコーのスマートデバイス導入支援サービス、サーバーやネットワークの導入・構築から運用・保守を行うワンストップITサービスなどと組み合わせることも可能とのこと。

 価格は、「RICOH Conference Center」サーバーシステム(10クライアントライセンス付き)が30万円(税別)。「RICOH Smart Presenter」iPadアプリが無償。19日より提供する。

(川島 弘之)