丸紅グループのMDMサービス、Jailbreak/root化検知などの新機能を搭載


 丸紅アクセスソリューションズ株式会社は23日、クラウド型モバイル管理(MDM)サービス「VECTANT セキュアデバイスマネージメント(以下、VECTANT SDM)」の新機能として、「拡張アクセスコントロール」「Jailbreak/root化された端末検知」を追加したと発表した。

 VECTANT SDMは、コンテンツ(データファイル)配信機能、VPN機能、ウイルス対策ソフトとの連携、デジタルサイネージ機能といった機能を備え、「管理するためのMDM」ではなく「活用するためのMDM」を標ぼうするMDMサービス。Android/iOS端末を管理できる。

 新機能の拡張アクセスコントロールは、コンテンツの配信管理アカウントを複数設定し、個別に配信コンテンツを管理した上で部署・役職・個人のスマートデバイスにきめ細かい配信制御を実現する。人事部から個人に対する人事通達、氏syさ・支店内に限定した情報共有、マーケティング部から営業マンに対するセールスツールの配布、会議責任者から関係メンバーへの会議資料配付といったことが可能だ。

 一方、Jailbreak/root化検出機能では、端末とSDMサーバーが同期するタイミングで情報連携し、端末のJailbreak/root化を検知下場合に、SDM管理画面上にその旨を表示し、関係者へメールで通知する。Jailbreak/root化は、企業の管理者が設定した機能をすべて無効にすることも可能であり、情報漏えいにつながる危険性が高い。同機能により、Jailbreak/root化された端末を素早く検知・通知し、迅速な対応が可能になるとしている。

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(川島 弘之)
2012/10/23 16:18