パナソニック、データ暗号化「秘文」に対応したタブレット「BizPad」


 パナソニックシステムネットワークス株式会社と株式会社日立ソリューションズは11日、スマートデバイス向けセキュリティ分野で協業すると発表した。日立ソリューションズのデータ暗号化ソフト「秘文AE SmartDevice Encryption(以下、秘文AE SDE)」に対応したタブレット端末「BizPad」4機種を、パナソニックシステムネットワークスが開発・製造し、7月31日より販売する。

 秘文AE SDEに対応したBizPadでは、内蔵データとmicroSDカード内のデータが暗号化され、端末盗難・紛失時にもデータが第三者に参照されずに済む。暗号化・複合は自動化され、利用者が意識する必要はなく、共通の情報を設定したタブレット端末間では、特別な操作をすることなく暗号ファイルの相互参照・編集が可能。このため、万が一端末が故障した場合でも、microSDカード内の暗号データを読み取り、業務を継続できる。また、PC・メディア暗号化製品「秘文AE Information Cypher」を導入したPCとの間で共通の情報を設定することで、タブレット・PC間でも暗号ファイルの相互参照・編集が可能という。

 そのほか、秘文AE SDEを利用者が変更できないAndroidプラットフォームへ組み込むことでアンインストールされる脅威も回避できる。

 BizPadのラインアップは、7型液晶モデル「JT-H580VTRAH」「JT-H580VTRGH」、10型液晶モデル「JT-H581VTCAH」「JT-H581VTCDH」の4モデル。価格はいずれもオープン。暗号化機能を利用するためには、端末費用のほか、秘文AE SDEライセンス費用の3150円/ライセンスが必要。

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