NTTデータ、OSSの統合運用管理ソフト「Hinemos」向けのOpenFlow対応オプション


導入のイメージ

 株式会社NTTデータは5日、OSSベースの統合運用管理ソフト「Hinemos」において、仮想ネットワークの管理を可能にする「Hinemos仮想ネットワーク管理オプション」を追加すると発表した。同日より提供を開始する。

 「Hinemos仮想ネットワーク管理オプション」は、Hinemosの画面上から、仮想ネットワークの管理を容易に行えるようにするオプション。Hinemosのシステム運用管理機能、仮想サーバー管理機能と合わせて利用することで、運用業務の負荷増大を気にすることなく、OpenFlowベースの仮想ネットワークを用いたクラウド基盤の導入が可能になるという。

 具体的には、仮想ネットワークを構成するレイヤ2/レイヤ3スイッチ、ロードバランサー、ファイアウォールといったネットワークノードや仮想サーバーを、マウスのドラッグ&ドロップなどの直感的な操作によって描画し、画面上でIPアドレスやデフォルトゲートウェイなどのネットワーク情報を設定するだけで、仮想ネットワークを自動構成できる。これによって、煩雑な作業を削減し、運用コストの低減に寄与するとした。

 また、OpenFlowスイッチおよびサーバーで構成された物理ネットワークの構成を、グラフィカルなマップで表示できるほか、指定した仮想ノード間の経路を物理構成図上に表示可能。このほか、従来はpingやSNMP Trapなどの機能を用いていたスイッチおよびスイッチ間のネットワークの障害監視を、OpenFlowを利用して行えるようになっている。

 対応するOpenFlowスイッチは、NECのUNIVERGE PF5240、IBMのIBM System Networking G8264 ラックスイッチ、日本HPのHP 3500/3500yl/5400zl/6200yl/6600/8200zl、シトリックスのXenServer 6.0(仮想スイッチ)で、対応製品は順次拡充される予定だ。


操作画面イメージ
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