iPadを活用したクラウド型POSサービス「IIJ Smart POSサービス」


 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は28日、iPadを活用したPOSシステムをクラウド型で提供する「IIJ Smart POSサービス」を発表した。7月1日より提供する。

 IIJ Smart POSサービスは、流通小売業向けに、店舗に設置するPOS端末、精算・売上管理・在庫管理などの店舗管理機能、会員管理・販売促進などの顧客管理機能までをトータルに提供するクラウド型POSサービス。

 同サービスの専用サイト上で、全店舗の売上高・在庫状況をリアルタイムに把握できるほか、売れ筋商品などの分析、入出庫処理、棚卸処理などのさまざまな管理機能を容易に利用できる。会員情報集計・分析機能や、オンラインクーポン発行・メルマガ配信といった配送機能も搭載。さらにCMS(コンテンツ管理システム)機能を使って、モバイル向けWebサイトも簡単に構築できるという。

 最大の特長は、POS端末としてiPadを利用できる点。動作確認済みのバーコードスキャナ、キャッシュドロアー、レシートプリンタなどの周辺機器も一元的に提供する。また、IIJ独自の端末管理システムも利用でき、最新アプリの配信、万が一の端末盗難・紛失時の遠隔データ消去などにも対応する。

システム構成イメージ

 価格は、センターセットアップ費用が8万円。端末登録費用が1万5000円/台。端末費用および周辺機器として、iPad Wi-Fiモデル(16GB)が4万700円/台、キャッシュドロアーが1万9000円/台、レシートプリンタが4万円/台、無線LANルータが2万円/台。これらが初期費用となる。これ以外に月額費用として2万円/台が必要となる。

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(川島 弘之)
2012/5/28 13:58