ビットアイル、Windows Serverに最適化されたプライベートクラウドサービス


 株式会社ビットアイルは17日、Windows Server環境に最適化されたプライベートクラウドサービス「CLOUD CENTER for Windows」の正式サービスを開始した。

 CLOUD CENTER for Windowsは、Microsoftの運用管理ソリューション「System Center 2012」と、ハイパーバイザー「Hyper-V」を活用し、Windows Server環境で稼働するシステムの構築・運用を目的としたプライベートクラウドサービス。

 ユーザーは、ホストサーバーを専有し、System Center 2012で管理可能。企業内の基幹システム、情報系システムなどに広く利用されているWindows Serverをはじめとする、Microsoft製品群を基盤としたシステムの運用・管理を大幅に削減できるとする。また、クラウド基盤に必要なハードやソフトを別途購入することなく安価にサービスを始められるのもメリット。

 ビットアイルでは、2012年2月14日にCLOUD CENTER for Windowsを発表し、以降クローズドベータサービスを提供してきたが、System Center 2012の提供開始に伴い、正式サービスの提供に至った。

 価格は、System Center 2012を含む基本サービスの「冗長構成プラン」が初期費用5万円(税別)、月額費用32万8000円(同)、「シングル構成プラン」が初期費用5万円(同)、月額費用18万4000円。このほか、サーバー追加、ディスク追加、インターネット接続、VPNなどのオプションメニューを用意している。

 今後は2011年から開始している「ビットアイルクラウドパートナープログラム」に参加するSIerやISVなどとともに、拡販する計画。サービス開始から1年間で、契約者数50社、1億5000万円の売上を目指す。

関連情報
(川島 弘之)
2012/4/17 16:17