SAPジャパン、SAP Business Suiteを強化~サプライチェーンやマーケティングなどの各種機能を拡充


 SAPジャパン株式会社は13日、基幹業務スイート「SAP Business Suite」で提供される業界別、および業務部門向けソリューションにおいて、操作性の向上と機能拡張を行い、同日より提供開始すると発表した。

 具体的には、まず、サプライチェーン業務向けの「SAP Supply Network Collaboration(SAP SNC)」で、サプライヤのパフォーマンス評価機能の向上と、より広範囲のサプライヤとの情報連携を実現する機能が追加される。

 また、マーケティング業務向けの新しいユーザーインターフェイス上で、大量のデータソースから、マーケティングキャンペーンで対象とするグループをインタラクティブに抽出できるようになる。これを有効に活用すると、対象者を効果的に絞ったキャンペーンを展開できるため、マーケティングコストの軽減とキャンペーンの効果向上が期待できるという。

 さらに、コンテクスト情報のあるサイドメニューによって、経理や財務処理関係のユーザーの操作性がさらに向上するとしており、メモ欄、添付、分析、Webコンテンツが使えるようになることで、十分な情報を得た上での判断を行えるようになるとした。

 加えて、設備資産管理ソリューション「SAP Enterprise Asset Management(SAP EAM)」のユーザーインターフェイスが刷新され、メンテナンス担当者がより簡単に効率よく日々のタスクを実行できるようになるとのこと。

 このほか「SAP Travel Management」では、レシート(領収証)管理が簡易化され、旅費清算プロセスの迅速化を実現。課金請求業務では、エンドトゥエンドで前払いプロセスをサポートし、CRMとの連携を行える。

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(石井 一志)
2012/2/13 14:06