JBSと日本IBMが協業、中堅企業向けのソリューション提供を強化


 日本ビジネスシステムズ株式会社(以下、JBS)と日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は5日、中堅企業向けソリューション分野で協業すると発表した。JBSの案件発掘活動を日本IBMが支援するほか、共同マーケティング活動も行う。

 これまでもJBSと日本IBMでは、大規模シンクライアント案件におけるx86サーバー、およびストレージの導入について協業してきたが、今回は中堅企業のIT変革を支援する目的で、両社の製品、ソリューションを組み合わせて提供する。

 具体的にはまず、新興国から進出する金融機関の在日支店を中心とする、中堅の外資系金融業向けに、JBSが日本IBMのx86サーバーを採用したシンクライアントソリューションを提供する。これに対して日本IBMでは、1月に設立したJBS専任チームにより、JBSの案件発掘活動を支援するとした。

 またJBSでは、日本IBMのエンドポイント管理ツール「IBM Tivoli Endpoint Manager(TEM)」を用いたSaaS型のIT資産管理ソリューション「JBS Managed Endpoint」を提供しているが、日本IBMはJBS専任チームを通じて、TEMに関するに関するスキルアップや案件発掘活動を支援するとのこと。

 3つ目としては、出荷管理や引き合い管理など、製造業および流通業の中堅企業に向けた18のテンプレートをJBSが提供する。ここでは、日本IBMのビジネスプロセス管理(BPM)ソフト「IBM Business Process Manager」、およびクラウド型のBPMツール「IBM Blueworks Live」を活用しており、両製品の拡販やBPM市場の拡大に向けた案件発掘活動を、両社が共同で行うとしている。

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(石井 一志)
2012/1/5 11:21