NTTドコモ、データマイニングに「Oracle Exadata」採用


 日本オラクル株式会社は8日、NTTドコモの新データマイニングシステムに「Oracle Exadata」が採用され、2011年4月より稼働したと発表した。

 9月末時点で契約回線数が5899万を超えるNTTドコモでは、経営に役立てるためのデータ分析業務に、日々蓄積される膨大な顧客・契約情報、料金請求情報などを利用するデータマイニングシステムを2003年から運営している。

 このデータマイニングシステムでは、より複雑な条件での分析や分析データ公開までの期間短縮といったニーズの高まりを受け、一連の処理の高速化が課題となっていたという。そこで2010年11月に「Oracle Exadata」の採用を決定。データウェアハウスからデータを取り込み、分析用データとして整備する部分に導入した。

 新システムでは、従来約3日かかっていた処理が30~40分ほどで終了し、分析用データの公開期間が月次から2日後に短縮されるなど、大幅な高速化が実現したとする。また「Oracle Exadata」のデータ圧縮機能を活用することで、ストレージ容量も約92.5%削減できたとしている。

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(川島 弘之)
2011/11/11 12:37