イグアス、使い勝手を向上させたファイルサーバー肥大化対策ソリューションの新版


 株式会社イグアスは17日、ファイルサーバー肥大化対策アプライアンス「GDMS1.1 アプライアンス」追加機能モデルの販売を開始すると発表した。株式会社ジャストシステムのファイルサーバー活用システム「GDMS(Green Document Management System) 1.1」と、日本IBMのx86サーバー「IBM System x」を組み合わせ、容易に導入できるようにした製品で、価格は190万円(税別)から。

 GDMS1.1 アプライアンスは、従来より提供されているファイルサーバー肥大化対策アプライアンス「GDMSアプライアンス」において、管理者向け機能を強化したもの。従来製品では、1)ファイルサーバーの現状を見える化し、ファイルの削除/アーカイブによりファイルサーバーを整理する、2)使える情報がすぐに見つかるようにファイルサーバーを清浄化する、3)ファイルサーバーをチェックし、ファイルのアクセス権管理を正常化する、といった機能を提供してきた。

 今回提供する新製品では、自動的に整理を実行する機能を新しく搭載した。これによって、従来の「スキャン」「使用量監視」スケジュール設定に加え、「定期整理」といったスケジュール設定により、陳腐化文書、重複文書、バージョン違いの文書などの不要な文書を定期的に自動整理できるようになるという。

 また、ファイル所有者を分かりやすく記すために、Active Directoryのログオン名ではなく「Active Directoryの氏名」を利用できるようにしたほか、領域名を、部署名など任意の総称へ名称変更可能にしている。さらに、フォルダ一覧にソート機能を追加し、運用や使い勝手に関する強化を図ったとのこと。

 価格は、管理対象サーバーのストレージ管理容量が1TBまでの「1TB版」の場合、ソフトウェア保守が1年のモデルが190万円(税別)、3年に延長したモデルが250万円。ストレージ管理容量を10TBに拡大した「10TB版」では、1年保守のモデルが450万円(税別)、3年保守のモデルが620万円。なお、各モデルとも、ハードウェア保守は標準で3年となっている。

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