地図情報も活用できる「Oracle Business Intelligence 11g」を発表


 日本オラクル株式会社は29日、ビジネスインテリジェンス(BI)の最新版「Oracle Business Intelligence 11g」を発表した。

 Oracle Business Intelligence 11gは、リレーショナルOLAP、多次元OLAP、エンタープライズレポートを共通の技術基盤上に統合するBI製品群。

 新版では、インタラクティブなWebベースのレポート作成を可能にする「Oracle BI Publisher」の統合、業務プロセスやWebサービスなどのアクションをダッシュボードから直接実行できる新機能の搭載、企業の戦略・目標と連動したKPIの追跡を可能とする「Oracle Scorecard&Strategy Management」の統合、地図情報の活用などインタラクティブなチャート・分析機能を提供する新UIの搭載――などを図った。

 また、同社のミドルウェアと統合することで新たな価値も提供。企業ポータルプラットフォーム「Oracle WebCenter Suite 11g」との統合では、異常時やイベント時の通知、リアルタイムでの分析共有、共同での意思決定など、ビジネスとソーシャルコミュニティの連携を実現。

 企業内検索エンジン「Oracle Secure Enterprise Search」との統合では、Oracle Business Intelligence 11gで設定するセキュリティパラメータに基づいた分析レポート・指標の検索を可能にする。

 統合IT管理プラットフォーム「Oracle Enterprise Manager 11g」との統合では、ITスタック全体を管理する環境上でBI性能の管理・監視も実現。パッチの迅速な設定、テスト、実装、監視、インストールなどを容易に行えるとしている。

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