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AOSデータ、Windows向け個人情報検出ツール「プライバシーディフェンダー」

 AOSデータ株式会社は10日、Windowsクライアント向けの個人情報検索ツール「プライバシーディフェンダー」を発表した。価格は、10ライセンス(5年間有効)で15万円(税別)。

 プライバシーディフェンダーは、Windows PC内に保存されている個人情報を検索して、検出された個人情報ファイルの暗号化や、不要な個人情報の削除を行えるツール。管理者が行った検査の結果はクラウド上にレポートとして保管され、複数のPC内に存在する個人情報ファイルの運用状況を統合管理することができる。

 管理者は、レポートから検出した個人情報ファイルを選択し、暗号化やファイル削除を実行可能。暗号化方式はAES256方式に対応し、削除はNSA方式を含む10段階の消去方式から選択できる。

 また、検索速度が高速な点も特徴で、AOSデータによれば、競合製品と比べて3倍以上の速度を実現したとのこと。さらにスケジュール機能も備えているので、PC内を定期的に自動検索し、その都度最新の状況を確認可能とした。

 検出可能な個人情報は、標準ではマイナンバー、クレジットカード情報、携帯電話番号、電子メール、パスポート番号、運転免許証番号、口座番号など10種類。任意の検査パターンを、正規形式と平文形式で追加設定することもできる。

 対応OSはWindows 7以降のクライアントOSで、検査可能なファイル形式は、文書が20種類(TXT/CSV/XML/HTML/PDF/DOC/DOCX/PPT/PPTX/XLS/XLSXなど)、電子メールが4種類(DBX/PST/EML/MSG)、圧縮ファイルが4種類(ZIP/RAR/GZ/TAR)、データベースが2種類(MDB/ACCDB)。