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マルケト、Marketo ABMの日本市場向け機能を拡充

IPアドレスをさまざまな情報とひも付けるAPI「どこどこJP」と連携

 株式会社マルケトは11日、株式会社Geolocation Technologyと協業し、IPアドレスからユーザーの位置や企業情報などを認識するAPI「どこどこJP」を、自社のアカウントベースドマーケティング(ABM)ソリューション「Marketo ABM」の新機能として搭載したと発表した。

 Marketo ABMは、ターゲットを明確に定め、そこに対するマーケティング施策を効果的に行うためのAMBソリューション。問い合わせ・商談・購買・ポテンシャルなどあらゆる顧客データと連携した上で、アカウントスコアリングを活用し、顧客の中から重点顧客を絞り込むことができる。

 今回、「どこどこJP」との連携に対応したことで、日本企業の最新のIPアドレスとひも付けられた企業名や業種、従業員規模、位置情報などのビジネスデータをもとに、重点顧客とリード情報を自動的にひも付けられるようになる。

 これまでも、「どこどこJP」とMarketoは手動での連携に対応していたが、Marketo ABMの機能として搭載することにより、運用工数が軽減され、常に最新のビジネスデータでABMの実践を行えるとした。

 なお今回の取り組みは、日本市場へのコミットメントの1つである、「革新的なエンゲージメントプラットフォームの提供」を強化するものだとマルケトでは説明している。

 また同社では10月10日に、マーケティングの知識やスキルを持つ人材を育成し、マーケティングで成果を出すための支援として、人材育成のための「Marketo University」を、日本で本格展開することも発表している。

 今回は、動画や手順書、オンラインテストなどから構成される、7つの無料トレーニングモジュールが利用可能になった。これらのモジュールでは、Marketoインスタンスのセットアップから、エンゲージメントの高いコンテンツの作成までを網羅しているとのことだ。