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CTC、オープンイノベーションの専用スペース「DEJIMA」を開設

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は、顧客との新規ビジネスアイデアの創出や各種ワークショップ、ミートアップなどを開催するオープンイノベーションのための専用スペース「DEJIMA(デジマ)」を、東京都品川区の東五反田スクエアに10月16日に開設する。

 CTCでは、顧客の新規ビジネスのアイデア創出から事業化までを担うプラットフォーム「CTC Future Factory」を提供しており、その中の一環として、専用スペースとなるDEJIMAを開設。顧客と未来のアイデアを創出するための専用スペースとして、オープンイノベーション創出に必要な場所と機会を提供し、新しいアイデアを早期にビジネスに取り入れるためのプロトタイプ開発環境を整備する。

「DEJIMA」内観

 DEJIMAでは、360°全面を客席としてプレゼンテーションできる設備を完備。柔軟なテーブル配置で、ハッカソンやアイデアソンなど、さまざまな形式のワークショップに対応でき、100人以上を収容できる。

 進行中のプロジェクトのための個室のプロジェクトルームや、壁一面に設置したホワイトボードを使ってワークショップを進められるグループワークショップスペースも用意。米国グループ会社のITOCHU Techno-Solutions Americaがオープンイノベーション拠点として開設予定の「Open Innovation Lab」と相互接続し、米国のベンチャー企業とのイノベーション創出も実現できるとしている。

 また、DEJIMAでは、旭硝子株式会社(以下、AGC旭硝子)のホワイトボードとして利用可能なカラーガラス「ラコベルプリュム」を使用しており、年内にはガラス一体型デジタルサイネージ 「infoverre」を導入予定。DEJIMAでの最初の本格的なオープンイノベーションとして、利用者からのフィードバックや、ワークショップを通じて、AGC旭硝子と共同で製品の新機能開発やイノベーション創出のための空間づくりに取り組む予定。