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HPE、「HPE Aruba Networking CX 10040」など新たなネットワーク製品を発表

 米Hewlett Packard Enterprise(以下、HPE)は現地時間28日、HPE Aruba Networking有線および無線ポートフォリオの増強、および新しいモデルの「HPE Aruba Networking CX 10K 分散サービススイッチ」を発表した。

 「HPE Aruba Networking CX 10040スマートスイッチ」は、AMD Pensando DPU搭載により、HPE Aruba Networking CX 10000分散サービススイッチのスケールとパフォーマンスを2倍に拡大し、AI駆動コンピューティングの増大に対応する。既に備えている、組み込みのファイアウォール、インライン暗号化、高精度テレメトリ機能を継承して、セキュリティ、可観測性、およびサーバー運用効率の向上に寄与する。

HPE Aruba Networking CX 10040

 「HPE Aruba Networking CX 6300シリーズキャンパススイッチ」は、暗号化プロトコル、高精度タイミング、アプリケーション認識および制御(ARC)機能を備え、1台のスイッチで複数のタイプのデータセキュリティ、ボリューム、帯域幅のSLAを満たすことを可能にする。また、4つの新しいスイッチは、狭小な場所に設置でき、厳しい環境で最大の容量とパフォーマンスを発揮する。

 新しいWi-Fi 7アクセスポイントの、屋内向け「HPE Aruba Networking 720/740シリーズ」および屋内・屋外向け「HPE Aruba Networking 760シリーズ」は、独自のネットワークスライシング機能であるDynamic Application Prioritization(動的なアプリケーション優先制御)が、動的にアプリケーションの優先順位付けを実行し、AIやクラウド提供アプリケーションのリアルタイムコンピューティングに必要な優先伝送およびパフォーマンスを実現する。HPE Aruba Networking 760シリーズは、柔軟な無線およびアンテナモードを備え、屋内/屋外および産業環境向けに設計されている(法規制のため、屋外モデルの日本での販売は未定)。

 「HPE Aruba Networking CX 5420/6200シリーズ」スイッチは、アプリケーション認識型ネットワークをキャンパス全体で利用でき、同シリーズで利用できるようになったアプリケーション識別機能は、特定のポリシーをより詳細に適用して、AI、IoT、ハイパフォーマンスコンピューティングのデータを事前に定義したSLAに基づいてネットワーク全体に伝送できる。

 HPE Aruba Networking Centralの最新リリースで提供する新機能は、キャンパスやデータセンターでシームレスに拡張できる、AIを活用したセキュアなネットワーク管理に寄与する。

 また、HPE Morpheus VM EssentialsのHPE Aruba CX 10000スイッチシリーズへの統合により、仮想化および物理ネットワークとセキュリティサービス(分散ファイアウォール、ESXi、KVM、ベアメタルホストにわたるマイクロセグメンテーションなど)のオーケストレーションを一本化でき、大掛かりな作業を実施することなく、オープン仮想化モデルへの容易な移行を可能にする。