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KDDI、AWSの導入・構築・保守をワンストップで提供する「cloudpack with KDDI」

 KDDI株式会社は2日、Amazon Web Services(AWS)を割引価格で利用でき、運用保守サービスやシングルサインオンサービスをセットにした法人向けサービス「cloudpack with KDDI」の提供を開始した。

 cloudpack with KDDIは、子会社のアイレット株式会社が提供するAWSの請求代行および運用保守「cloudpack請求代行サービス」「cloudpack監視運用保守サービス」に、KDDIが提供するシングルサインオン「KDDI Business ID」をセットにしたサービス。KDDIとアイレットの協業により、AWSの導入・構築・保守までのソリューションをワンストップで提供する。

 cloudpack請求代行サービスは、AWS利用料金が3%割引されるとともに、日本円の請求書で支払いでき、アイレットのサポートエンジニアへの問い合わせ窓口を無料で利用できる。

 cloudpack監視運用保守サービスは、24時間365日の死活監視、リソース監視、プロセス監視、データベース監視、ログ監視、ポート監視などをアイレットが代行して行うとともに、運用上必要なAWSの設定変更作業、1日1回のバックアップや障害発生時のリストアなどをアイレットが代行して行う。

 KDDI Business IDは、cloudpack with KDDIをはじめ、KDDIが提供するさまざまなクラウドサービスのIDを1つにまとめることが可能。ID認証にあたっては、パスワードに加えて「場所」「デバイス」「認証方法」を組み合わせることができるため、セキュアに利用できる。KDDI Business ID対応は12月の予定。

 また、KDDIの広域ネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch(KDDI WVS)」「KDDI Wide Area Virtual Switch 2(KDDI WVS 2)」を利用の顧客は、「AWSダイレクト接続」に申し込むことで、セキュアな環境でAWSを利用できる。

 料金(税別)は、cloudpack請求代行サービスがAWS利用料から3%割引。cloudpack監視運用保守サービスが、監視は1仮想サーバにつき月額1万円、監視・運用・保守は1仮想サーバにつき月額3万円。

 なお、cloudpack with KDDIの提供開始に伴い、現在提供中の「AWS with KDDI」については、11月2日に新規申込受付を終了する。