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cloudpack、IoT向けモバイルデータ通信「SORACOM Air」の支払い代行で定額プランを利用可能に

 アイレット株式会社が運営するcloudpackは13日、株式会社ソラコムのIoTデバイス向けモバイルデータサービス「SORACOM Air」の支払いにおいて、月額固定およびプリペイドによる定額料金プランを同日より提供提供すると発表した。

 cloudapackでは以前から、クレジットカード払いに限定されているSORACOM利用料金の支払いを代行し、顧客に対して毎月請求書を発行する「請求代行サービス」を提供している。しかし、SORACOMサービスの利用料は従量課金制のため、想定外で大量のデータ通信が発生した際に支払い額が急増するといった課題があったという。

 そこで今回、SORACOM Air SIMの料金クラスを固定することにより、毎月の利用料金を固定化できる「月額固定プラン」と、利用期間とデータ通信の総量を事前に定めて契約する「プリペイドプラン」をラインアップした。これらを利用することで、想定外の請求を防げるため、年間予算や使用期間に応じた利用計画が立てやすくなるとのこと。

 月額固定プランでは、1アカウントで管理するSIMの中で通信量を分け合える。参考価格は、s1.minimum(上り・下り 32kbps)の場合、1SIMあたり月額7000円(税別)、s1.fast(同 2Mbps)の場合で月額69万3500円(税別)となる。また別途、支払い代行手数料が必要だ。

 一方のプリペイドプランでは、期間と総通信量を設定して契約し、利用料金を一括払い(個別見積もり・前払い)する。契約範囲内でSORACOM Airの料金クラスの変更が可能なほか、こちらも、1アカウントで管理するSIMの中で通信量を分け合えるとした。なお、契約通信量または期間を超えたら、データ通信は強制停止される。

 なお、月額固定プランおよびプリペイドプランは、cloudpackから購入したSORACOM Air SIMのみが対象となる。