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ミランティス、Mirantis Cloud PlatformでContainers as a Serviceを提供

 ミランティス・ジャパン株式会社(以下、ミランティス)は28日、OpenStackとKubernetesを統合した商用ディストリビューション「Mirantis Cloud Platform(MCP)」の新版で、Amazon Web Services(AWS)、OpenStack、ベアメタルサーバーにまたがるContainers as a Service(CaaS)を提供すると発表した。

 Mirantis Cloud Platformは、オープンソースのクラウドインフラ構築基盤ソフトOpenStackと、Dockerコンテナ管理ツールのKubernetesをパッケージ化したディストリビューション。

 MCPの新版に追加されるCaaSでは、オンプレミス、AWSクラウド、あるいはその双方におけるOpenStackインスタンス上でKubernetesの利用をサポートする。今後は、現在対応しているAWSクラウド以外にも、パブリッククラウドの選択肢を拡張する予定という。

 また新版のMCPにおいては、Kubernetesクラスタを管理するためにWebインターフェイスが提供され、開発者は、Kubernetesベースのコンテナの迅速な作成と制御を直観的に行えるようになる。

 なお、MCPのほかのコンポーネントと同様、新しいMCP CaaSではライフサイクル管理(LCM)ソフトウェア群「Mirantis DriveTrain」を活用しているため、ユーザー企業は、OpenStackとマルチクラウドのKubernetesを1つのツールで統合的に管理し、パブリッククラウド/プライベートクラウドの横断的な利用を促進するとした。

 このほか新版では、統合的な監視を提供するツール「Mirantis StackLight」を強化し、MCP環境を全体的に可視化できるDevOpsポータルを新たにリリース。さらに、Mirantis DriveTrainのアップデート/アップグレード機能の拡張により、OcataへのOpenStackアップグレードやOpenContrailのアップグレードが可能になった。