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ユニアデックス、施設保全業務向けIoTサービスの第一弾としてトイレ施設を対象とした「AirFacility Aqua」を販売
2017年9月21日 17:34
ユニアデックス株式会社は、施設保全業務における最適化と付加価値を実現するIoTサービス「AirFacility」シリーズの第一弾として、トイレ施設を対象とした「AirFacility Aqua」を10月16日に販売開始する。サービス提供は11月1日から。
AirFacility Aquaは、トイレ施設の状態を把握し、設備稼働率や施設環境健全性を高めるための業務支援を行うSaaS型サービス。サービス開始時は、個室トイレの扉開閉状況を把握するサービスを提供し、順次、トイレ施設の温湿度、トイレ施設利用人数、給水/排水ポンプ障害を把握できるサービスに範囲を拡大することで、トイレ施設全体の最適化を目指すとしている。
サービスは、日本ユニシスグループが提供している「IoTビジネスプラットフォーム」上に構築され、各種センサーから収集した稼働データを蓄積し、稼働状況の集計やしきい値監視によるメール通知、各種システムとのデータ連携を行う仕組みを提供する。
販売モデルは、個室トイレ管理を目的に機能・規模を限定したPoC・小規模向けサービスのライト版と、トイレ施設全体の管理を目的とした中・大規模向けサービスのスタンダード版の2種類があり、「基本サービス」と「データ収集サービス」の2つのサービスから構成される。
施設保全業者は、自社施設においてサービスを利用するだけでなく、顧客向けに自社SaaS型サービスとして提供することも可能。その場合には、ユニアデックスがサービス提供に必要なクラウドサービス運用、接続機器(センサーやゲートウェイなど)対応をワンストップで支援する。
料金は、基本サービス利用料がライト版は月額3000円から、スタンダード版は月額3万円から(30個室分の利用料含む)。データ収集サービス利用料(個室トイレ開閉検知)が、個室トイレ1つにつき月額500円。トイレ施設温度検知、トイレ施設利用人数カウント、ポンプ障害通知機能は別途費用が発生する。
ユニアデックスでは、施設保全業務に関わるビルメンテナンス事業者や施設工事業者、トイレ施設関連メーカー、施設保有者(不動産事業者や自治体、商業施設、病院など)を対象として、今後4年間で300社にサービスの導入を目指す。