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日本オラクル、クラウド型アナリティクスサービス「Oracle Analytics Cloud」を拡充

 日本オラクル株式会社は20日、クラウド型アナリティクスサービス「Oracle Analytics Cloud」を拡充し、多次元データ分析の「Oracle Essbase」を新たにクラウドで提供するとともに、モバイルデバイス専用に機械学習と組み合わせた分析・可視化サービス「Oracle Analytics Cloud Day by Day」を提供すると発表した。

 Oracle Analytics Cloudの一部として提供を開始する「Oracle Essbase Cloud」は、エンタープライズの顧客を対象にした、クラウド向けに新たに設計された分析エンジン。オンプレミスのOracle Essbaseベースで構築したアプリケーションもクラウドへ簡単に移行でき、PSI(製販在計画)や原価管理などの複雑な予算実績管理から、セルフサービスでの分析レポートまでを、クラウドで一元管理できる。

 同じく提供を開始する「Oracle Analytics Cloud Day by Day」は、機械学習機能に基づき、最新のビジネス情報や個々にカスタマイズした統計・分析データを、モバイルデバイス上に自動で表示させる。モバイルデバイス側には、専用アプリ「Oracle Analytics Cloud Synopsis」をiOSおよびAndroid向けに提供。これにより、たとえばスマートフォンやタブレット端末を利用する営業担当者や経営者が、外出先で売上や販売、在庫などの数値項目と、製品別、エリア別などカテゴリごとに音声アシストで入力することで、インタラクティブに必要な情報を瞬時に得られるとしている。

 Oracle Analytics Cloudの価格は、月額36万円から(1OCPU当たり、税別)。