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Winテクノロジ、クラウド上の分析環境と定期診断でデータベースの安定運用を支援する「Cloud DB Doctor」

 Winテクノロジ株式会社は19日、Microsoft SQL ServerのリソースデータをマイクロソフトのクラウドプラットフォームMicrosoft Azureに蓄積し、モニタリングサイトの提供と専門家による定期診断でデータベースの安定運用を支援するサービス「Cloud DB Doctor」の提供を開始した。

 Cloud DB Doctorは、顧客環境のデータベースのリソース情報などを取得するエージェントと、取得したデータをクラウドに送信するエージェントが、マイクロソフトが提供する機械学習サービス「Azure Machine Learning」にモニタリング情報を蓄積し、WinテクノロジがSQL Serverの診断結果を提供するサービス。データベースの構成情報や稼働状況をクラウド上に蓄積しながらモニタリングし、独自の手法で検証を行い、問題発生予測と原因特定および早期解決を支援する定期診断を実施する。

Cloud DB Doctorサービス利用イメージ

 サービスでは、ウェブ画面からアセスメント情報やアラート情報を確認できるモニタリングサイトが提供され、CPU稼働率、メモリ使用率などの基本リソース情報、インデックス、トランザクションなどのSQLリソース情報などのグラフ表示や、自動アラート(しきい値判定によるアラート、Azure Machine Learning による異常検知)が確認できる。

 また、定期診断サービスとして、WinテクノロジのSQL Serverエンジニアがアセスメントを行い、現状分析による課題の明確化、改善策のアドバイス、診断レポート(年2回/6カ月ごと)を提供する。

 このほか、オプションサービスとして、発見された問題やトラブル発生時の解決に向けて、Winテクノロジのエンジニアが支援する問題対応サービスや、定期診断サービスと同様の診断を要望に応じて追加実施する追加診断サービスを提供する。

 対応データベースは、SQL Server 2008 SP3以降。料金(税別)は、CPUコア数1~8コアの場合で月額9万9800円。契約は1年単位。9コア以上は8コアごとに月額5万円。オプションサービスの料金は、問題対応サービス(10時間まで)が20万円、追加診断サービス(1回)が10万円。Winテクノロジでは、パートナーなどを通じて2018年3月末までに30社以上への導入を目指す。