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日本ユニシス、AIを利用した知的エージェントのPoCを支援するツール

アセスメントやプロトタイプの開発サービスも

 日本ユニシス株式会社は15日、AI関連技術体系「Rinza」を使った知的エージェント構築環境「RinzaTalk」において、業務適用に向けたPoC(Proof of Concept:概念実証)プロジェクトを円滑に行うための「RinzaTalkプロトタイプ開発キット」と「RinzaTalk PoC支援サービス」を提供すると発表した。

 このうちRinzaTalkプロトタイプ開発キットは、音声応答や文字によるチャットなどの知的エージェント(Intelligent Agent)に必要な、「会話制御」「自然言語解析」「トークスクリプト管理」「アクション制御」などの機能をセットにしたソフトウェア。PoCのためのプロトタイプ開発環境を提供するという。

 あらかじめ定義された作業項目に沿って、速やかにプロトタイプを開発できるのが特長で、稼働環境にMicrosoft Azureを利用することで、コスト的にもスモールスタートが可能とした。

 また、自然言語処理のための辞書、会話スクリプトともにGUIを利用した柔軟なメンテナンスに対応。一問一答の検索型での応答だけではなく、会話意図や条件などを定義すれば、対話型シナリオを容易に実装できるとしている。

 一方のRinzaTalk PoC支援サービスでは、PoCのために計画・実施すべき作業プロセスと提供物をあらかじめ定義し、プロジェクトの速やかな立ち上げと遂行を支援する。

 サービスメニューとして、知的エージェント導入にあたって、企業の業務における現状の課題を把握し、実現に向けた検討の支援を行う「RinzaTalkアセスメントサービス」と、RinzaTalkプロトタイプ開発キットを利用し、技術検証および業務検証を行うためのプロトタイプを開発する「RinzaTalk プロトタイプ開発サービス」を用意した。