ニュース

富士通クラウドテクノロジーズ、スマホで固定電話番号が使える法人向け通話サービス「ShaMo!」の新規受け付けを再開

 富士通クラウドテクノロジーズ株式会社は6日、法人向け通話サービス「ShaMo!」の新規申し込み受け付けを再開した。同時にサービス改訂を行い、最低利用期間および解除手数料を廃止し、ユーザーライセンス発行日から10日以内であれば月額料金なしで解約できる「10日間トライアル」を導入した。

 ShaMo!は、専用アプリをインストールしてウェブから申し込むだけで、スマートフォンで固定電話番号が使える法人向け通話サービス。1つの代表電話番号を複数のスマートフォンで共有でき、直通電話番号同士であれば無料で内線通話ができる。

 富士通クラウドテクノロジーズでは、犯罪収益移転防止法で義務付けられている顧客などの本人確認や疑わしい取引の監督行政庁への届出などへの対応体制を整備するため、2017年4月から新規申し込みの受け付けを停止していたが、対応体制が整ったとして受け付けを再開した。

 同時に、これまでユーザーライセンスおよび有償オプションごとに設けていた1年間の最低利用期間および解除手数料を廃止。ユーザーライセンス発行日から10日以内であれば、月額料金なしで解約できる10日間トライアルを導入した。10日間トライアルは、9月6日以降に新規に発行されたIDが対象で、ユーザーライセンス発行日から10日目を過ぎると自動的に契約継続となる。

 また、専用アプリについても機能を追加。iOS版アプリでは、iPhone標準の着信機能を利用できる「CallKit」に対応し、ロック画面を解除することなく着信に応答することや、iPhone標準の着信音、音量、バイブレーションが利用可能となった。

 また、iOS版/Android版アプリとも、アプリがバックグラウンドで起動していなくてもチャットのメッセージがプッシュ通知で届くようになり、スマートフォン標準の通話履歴から直接、ShaMo!の連絡先に登録できるようになった。

 ShaMo!のサービス料金(税別)は、初期費用が無料。基本料金は、契約ID数が10ID以下の場合は無料、11ID以上の場合は月額1500円、ライセンス料金が1IDにつき月額900円。通話料金は、外線通話(国内のみ)は20円/30秒、内線通話は無料。また、サービスはインターネット経由で通話サービスを提供するため、スマートフォン端末でのパケット通信料が別途発生する。