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NTTPC、フィールドワーカーの健康状態などを把握可能なクラウド型IoTサービス「みまもりがじゅ丸」

 株式会社NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は23日、フィールドで働く人(以下、フィールドワーカー)の健康や安全を見守るクラウド型IoTサービス「みまもりがじゅ丸」を発表した。

 「みまもりがじゅ丸」は、リストバンド型バイタルセンサーを活用し、フィールドワーカーの健康管理を行うサービス。計測したフィールドワーカーの脈拍数を、“今いる場所”の情報と合わせて、リアルタイムに管理し、管理者に報告する。

 フィールドワーカー全員の健康状態がリアルタイムで一覧表示されるので、管理者がひとりひとりの安全を個別に把握する“ラインケア”を充実させること可能。またNTTPCでは、約1年にわたって、13社(のべ550人日以上)のPoC(概念実証)を実施しており、医療専門家による監修のもと培ったノウハウ、分析ロジックにより、的確にフィールドワーカーの異常を検知できるという。

 例えば警備会社で利用すると、炎天下の屋外イベントで会場内に広く配備された警備員の健康状態や所在位置を、管理者が一括して把握でき、事故の予防や適切な業務運営を行えるとした。

 また、複数のフィールドワーカーの脈拍が変化した場所を重ね合わせることで、“ヒヤリ・ハットポイント”を発見可能。運送業界において、ベテランドライバーの脈拍変化から“ヒヤリ・ハットポイント”を抽出することにより、普通では見落としがちな危険個所をビギナードライバーに注意喚起できるとしている。

 加えて、他システムとの連携可能なAPIを持つことから、運行管理や作業工程管理などのさまざまなシステムと組み合わせ、システムの高度化・拡張を図れるという。