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レノボ、「Windows 10 Enterprise E3/E5」搭載デバイスとクラウドによるセキュリティソリューションを展開

 レノボ・ジャパン株式会社(以下、レノボ)は22日、日本マイクロソフト株式会社とクラウドソリューションプロバイダーの契約を締結し、法人向けの「Windows 10 Enterprise E3/E5」を主体としたセキュリティソリューションを提供開始すると発表した。ソリューションは9月より販売開始予定。

 レノボが、Windows 10 Enterprise E3/E5を搭載するPCやタブレット製品を提供するとともに、Windowsの継続的なアップデート「Windows as a Service」に関する運用サポートを提供。また、PC/タブレットと、OS(Windows 10 Enterprise E3/E5)のサポート窓口をレノボに一元化し、ワンストップのサポートを提供する。

 Windows 10 Enterprise E3は、ロックダウン機能やハードウェアとIDの保護といった、エンドポイントの保護や情報漏洩を防ぐセキュリティ機能を提供する。さらに、Windows 10 Enterprise E5では侵入検知を行い、発覚した後の事後対策を速やかに行う「Windows Defender ATP(Advanced Threat Protection)」を提供する。

 Windows 10 Enterprise E3/E5は、ユーザー単位の月額モデルで利用が可能。レノボでは、Windows Helloの指紋認証機能を主要モデルでサポートするThinkPadをはじめ、Windows 10 Pro搭載のThinkCentre、タブレット製品について、さらなるセキュリティ強化を実現するWindows 10 Enterprise E3/E5を選択可能とする。

 また、セキュリティをはじめとする機能アップデートをWindows 10に継続的に提供するWindows as a Serviceの展開において、レノボと日本マイクロソフトが協力し、運用のノウハウの提供や、互換性を検証するサービスを開始する。Windows 10の展開の際に課題となる互換性の検証、導入後の継続的なアップデートの運用方法において、法人顧客に事前導入検証サービスを提供し、顧客のクライアント環境整備をサポートする。

 レノボでは、今回の日本マイクロソフトとのクラウドソリューションプロバイダー契約締結にあたり、自社のPCのサポートのみでなく、Windows 10 Enterprise E3/E5のサポートも提供する。PCとOSのサポート窓口をレノボに一元化し、最新デバイスのセキュリティソリューションに対して、サポートをワンストップで提供する。

 レノボでは、クラウドソリューションの販売開始により、デバイスのみならず、クラウドサービスを含めたマイクロソフトのソリューションの提供が可能になると説明。モバイル性の高いレノボのThinkPadに、セキュアなクラウドソリューションがつながることで、顧客の働き方改革を支援するとしている。