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TwoFive、日本CADの大規模向けDNSサーバー「ProDNS」を販売

 株式会社TwoFiveは21日、日本シー・エー・ディー株式会社(以下、日本CAD)と代理店契約を締結し、日本CADが独自開発した大規模システム向けDNSキャッシュサーバー「ProDNS」の取り扱いを開始すると発表した。

 ProDNSは、大量のDNSクエリーを処理する大規模システム向けに絞って、必要な機能のみを実装したシンプルな構造とすることで、導入・運用の負荷やコスト削減を可能にするとともに、パフォーマンスの向上や、脆弱性対策や監視機能を強化した製品。

 DNSサーバーソフトウェアとして代表的なBINDと比較すると、ProDNSは約3~7倍の処理能力を発揮。また、脆弱性対策や監視機能が充実しており、大規模運用で問題があった場合にも、迅速に復旧できるとしている。

ProDNSとBINDのパフォーマンス比較(日本CADによる比較)

 TwoFiveは、ProDNSを直販およびパートナー経由で、主にISPやケーブルテレビ、ユーザー数の多い大企業などに向けて販売する。また、TwoFiveではDNS攻撃対策に特化したセキュリティ製品として、DNSサーバーと連携して動作する米Cloudmarkの「Cloudmark Security Platform for DNS」も提供しており、ProDNSと組み合わせることで、より信頼性の高いDNSサーバーの構築・運用を支援する。

 ProDNSの販売・出荷開始は9月19日。価格はオープン。