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テクマトリックス、Web分離・無害化ソリューション「Menlo Security Isolation Platform」オンプレミス版を販売

 テクマトリックス株式会社は8日、Webの分離・無害化を実現する米Menlo Securityの「Menlo Security Isolation Platform(MSIP)」のオンプレミス版を、同日より販売開始すると発表した。

 「MSIP」は、Web経由でのファイルの受け渡しを行う際に、それを無害化するソリューション。クラウドサービスを中心に国内でも販売されているが、社内のセキュリティポリシー上クラウドが利用できない、自社での運用を行いたい、といったニーズがあることから、今回はMSIPのオンプレミス版を販売する。

 MSIPはクライアントとインターネットの中間のプロキシとして動作し、MSIP上の専用コンテナ(DVC:Disposable Virtual Containers)の中でクライアントからのすべてのコンテンツを実行させ、クライアントのWebブラウザには、表示情報のみを転送する仕組み。このため、コンテンツ内にマルウェアが存在したとしても、そのコンテナ内でしか活動できず、企業内システムへの侵入を防止できるという。

 テクマトリックスでは、さまざまなセキュリティ製品をオンプレミスで数多く販売してきた経験と技術ナレッジを持つことから、顧客企業がMSIPを社内導入する際には、それらの経験とナレッジを駆使し、MSIPの設計・構築・保守・運用に至るまでの各種サービスをワンストップで提供するとのこと。

 なお、企業システムへのマルウェア侵入経路としては、メールとWebが大きなウエイトを占めると考えられているが、テクマトリックスでは、4月に発表した「Votiro Auto Mail Link with matriXgate」によって、添付メールの無害化ソリューションをすでに実現している。さらに今回のMSIPの取り扱いにより、Web経由のマルウェア侵入対策をあわせて実現し、セキュリティレベルのさらなる向上を支援できるとした。