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PFU、未知の脅威を検知し、SOC運用を効率化するネットワークセキュリティ製品「iNetSec MP 2040」

 株式会社PFUは27日、ネットワークセキュリティ製品「iNetSecシリーズ」の新製品として、「iNetSec MP 2040」の販売を開始した。

 iNetSec MP 2040は、PFUの標的型サイバー攻撃検知技術「Malicious Intrusion Process Scan」を搭載し、未知の脅威を検知するとともに、自動的に攻撃プロセスの全容を時系列で見える化する製品。これにより、対処の際に必要となる情報を的確に把握することができ、検知後のSOC運用の効率化を実現する。

iNetSec MP 2040

 Malicious Intrusion Process Scanは、マルウェア自身の特性やふるまいを検知するのではなく、通信データから攻撃プロセスを分析することで、従来のセキュリティ対策をすり抜ける攻撃も検知する。

 PFUでは、2016年1月から「標的型サイバー攻撃対策支援サービス」を提供しており、PFUのSOCが24時間365日顧客のネットワークを監視し、脅威を検知した際はインシデント分析から対処支援までを実施することで、顧客の運用負担軽減を実現している。

 iNetSec MP 2040の製品開発にあたっては、PFUのSOC運用ノウハウを反映。これまで高度な専門知識と多くの時間を要していた、対処の優先順位付けやログの収集・分析など調査に必要な作業が自動化され、容易に「攻撃プロセスの見える化」が可能。これにより、対処の際に必要となる情報を的確に把握することができ、SOC運用の効率化を実現する。

 また、IT機器リスク対処アプライアンス「iNetSec SF」と連携し、危険度が高い端末をネットワークから自動遮断する機能を今秋に提供予定。これにより、迅速に一次対処することができ、感染被害を最小限に抑えられる。

 製品の出荷開始は8月予定。PFUでは今後3年間で30億円の売上を目指す。