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ソフトバンクとRPAホールディングスが提携、RPAの市場拡大を図る

 ソフトバンク株式会社とRPAホールディングス株式会社は21日、RPA(Robotic Process Automation:ソフトウェアロボットによる業務自動化)分野において提携すると発表した。

 RPAとは、ソフトウェアロボットを活用し、バックオフィスにおけるホワイトカラー業務などを代行させるもの。RPAツールに業務の処理手順を登録することにより、単純な事務作業や膨大な書類業務などを自動処理できるという。

 また通常のアプリケーションとは異なり、日ごとに変わる業務でも、ルールを書き換えることで柔軟に対応可能。品質を維持して大量の業務を処理できる点も特徴で、企業の業務効率化と生産性向上といった面から注目が集まっている。

 RPAホールディングス傘下のRPAテクノロジーズ株式会社は、4000体以上のソフトウェアロボットの導入実績を持っており、「BizRobo!」「Blue Prism」「NICE」を中心に、国内外の主要なRPAツールの取り扱いやエンジニアリングを手掛けてきた。

 一方のソフトバンクは現在、AI、IoT、ロボットといった分野に注力しており、法人分野では、企業のワークスタイル変革を支援するさまざまなサービスを展開しているとのこと。

 両社は今回、RPA分野の事業展開を共同で行い、さらなる市場拡大を目指す考えで、具体的には、ソフトバンクが自社の営業力と法人顧客基盤を生かしてRPAツールの販売を行う。また両社で、日本型RPAにふさわしい新しいAI×RPAソリューションの開発・導入も行っていくという。

 さらに今後は、ソフトバンクが展開するAIやロボット、クラウドサービスなどとRPAツールを連携させ、企業の業務改革を支援するサービスを開発・提供していく予定。