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インフォテリア、モバイルコンテンツ管理サービス「Handbook 5」 複数用途での活用を推進

 インフォテリア株式会社は、モバイルコンテンツ管理サービス「Handbook」の新版として、「Handbook 5」を8月30日より販売開始すると発表した。

 Handbookは、モバイルコンテンツの管理と、モバイルデバイスへの適切な配布を行えるクラウドサービス。さまざまなフォーマットの文書や電子カタログなどをクラウド上の「Handbook Studio」で制作・管理し、タブレット端末へ配信できるほか、Web管理画面からユーザー・グループ管理やコンテンツ配信管理などを一元的に行え、閲覧者ごとの配信設定や、端末紛失時の情報漏えい対策といった機能も提供されている。

 現在、営業担当者が訪問先で利用したり、販売チャネル向けに配信したり、社内での情報共有に利用したり、店舗のスタッフ教育に利用するなど、さまざまなシーンで利用されているというが、ユーザー調査によって、単一用途での活用と比べて複数の用途で活用しているユーザーの方が、Handbookに対する満足度もより高いことが判明しているとのこと。

 そこでインフォテリアでは、幅広い利用シーンで活用できるアプリとしてHandbook 5を開発した。まず、組織外コンテンツ配信/画面同期機能により、セミナーやカンファレンスなど、大人数でのコンテンツ共有と画面同期を実現。講演資料や電子カタログ配布など、大人数での一括共有も柔軟に対応するほか、コンテンツだけではなく、講演者の画面操作も同時に共有できる機能を搭載している。

 また、コンテンツを指定して、タブレットで自動再生するシナリオプレイ機能を追加し、店舗で商品説明に使ったタブレットを、そのままデジタルサイネージとして活用できるようにした。

 さらに、2つの異なるアプリを同時に使用するSplit View&マルチタスク機能により、リモートの打ち合わせで、コンテンツを見ながらチャットを行うといった動作に対応している。

 このほか、手軽に撮影できるようになった360度画像・動画コンテンツの標準フォーマットに対応した。不動産・観光業で、空間商材を伝える用途に利用できるという。

 なおインフォテリアでは、最新技術への対応も積極的に進める予定で、Windows 10版への対応を強化するほか、MicrosoftのMRデバイス「HoloLens」など、新たなデバイスへの対応も積極的に行う意向。2017年秋に公開予定のiOS 11についても、リリース後60日以内に対応するとしている。