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JT、分煙コンサルタントへのコンテンツ配信をインフォテリアの「Handbook」で改善
2017年6月8日 16:14
インフォテリア株式会社は8日、日本たばこ産業株式会社(以下、JT)が、インフォテリアのモバイルコンテンツ管理サービス「Handbook」を採用したと発表した。JTでは、企業の業務で利用できるクラウドサービスを集めたNTTドコモのサービス「ビジネスプラス」を契約し、その中で提供されているHandbookを利用している。
JTでは、200名の分煙コンサルタントが、分煙に関する無料コンサルティングを全国で実施しており、その数は年間2500~3000件にもおよぶ。
分煙コンサルタントがこうした業務に臨む際、常に最新の状況を確認できるように、JTは共有タブレット100台を用意し、情報の配信・更新を行っていたが、それまで使用していた配信ツールには、管理者画面の操作性やファイルのアップロード時間、高いコストなどに課題があったほか、オフライン時の利用が不可能、情報更新の通知機能が搭載されていない、といった点も問題だったという。
そこでJTは、こうした課題の解消に向けて改善策の検討を進めてきたが、その中でHandbookの紹介を受け、導入を決めたとのこと。導入後は、コンテンツ登録の際の操作性が改善され、動画を含めたコンテンツのアップロード時間も短縮され、ストレスのない利用を実現している。
またHandbookでは、ダウンロード機能を利用してオフライン環境下でも使用可能。さらに、情報更新を通達するための「お知らせ機能」が搭載されているので、資料の更新時には、それを迅速に受け取ることができる。
現在は、説明用のコンテンツとして15冊の分煙に関する冊子、20ファイルのカタログ、35本の動画コンテンツを配信するとともに、分煙コンサルタント自身の確認用資料として、300ページにおよぶ研修マニュアルや各種法令に関するデータも配信されている。
また、タイムリーな利用が可能になったことで、顧客ごとの課題や関心事項にあわせ、最適な資料を提示しながらコンサルティングを行えるようになった。以前は、現場の会話の中で発生した質問に対して即答できず、質問を持ち帰って再訪問するケースもあったというが、現在では、あらゆる情報を参照して即答できるようになったとのこと。
これにより、コンサルタント1人あたりが抱える案件数が増加している現状で大きな課題とされていた、「訪問回数を最小限に抑えること」を、Handbookの導入で実現したとしている。
なお今後は、配信コンテンツごとのアクセス状況を把握してコンテンツ内容を改善することや、クイズ機能を活用して分煙コンサルタントがスキルアップを実施できる仕組みの構築も検討している。