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オプティムのMDM「Optimal Biz」最新版、Android/iOS端末のリモートサポートに対応

 株式会社オプティムは28日、MDM(モバイルデバイス管理)製品「Optimal Biz」のバージョンアップを実施した。バージョン番号は8.1.1で、リモートサポートサービス「Optimal Biz Remote」のマルチプラットフォーム対応や、AndroidとiOSのセキュリティ機能強化を行っている。

 Optimal BizはPC・スマートフォン・タブレットなど各種モバイルデバイスをリモート管理するための製品。インストールされているアプリの一覧取得、端末盗難時のリモートロックなどが行える。

 最新バージョンでは、画面を共有するリモートサポートサービスのOptimal Remoteが、従来のWindows端末に加えて、AndroidとiOSにも対応。幅広い環境のサポート業務でOptimal Biz Remoteを利用できるようになった。

 また、新たに「Android for Work」のデバイスオーナーモード(Device Owner Mode)に対応した。

 Googleが提供するAndroid for Workには、端末をビジネス領域と個人領域に分けるプロファイルオーナーモード(Profile Owner Mode)に加えて、高度なセキュリティ設定を行うことのできるデバイスオーナーモードがある。

 新バージョンでは、Optimal BizからAndroid端末をデバイスオーナーモードに切り替えることが可能になり、端末をデバイスオーナーモードにすることで、アプリケーションのインストール制御などがOSレベルで行えるため、組織のセキュリティポリシーに沿った最適な設定を簡単に行える。このモードへの切り替え方法は、QRコードを用いる方式とNFCを用いる方式の2種類を提供する。

 このほか、iOSの「紛失モード」機能にOptimal Bizが対応。万が一、端末を紛失した場合でも、管理者が端末を紛失モードに設定でき、管理者側で紛失モードを解除しない限りは端末のロックを解除できないため、よりセキュアにiOS端末を運用できる。また、紛失モード時は、Optimal Bizエージェントのインストールおよび、端末の位置情報サービスの有効化設定を行わずに、位置情報が取得できるようになる。