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ネットワンパートナーズ、標的型攻撃対策を組み込んだ仮想デスクトップパッケージ「EgisDesktop」
2017年6月28日 13:31
ネットワンパートナーズ株式会社は28日、標的型攻撃対策を組み込んだ仮想デスクトップパッケージ「EgisDesktop」の販売を開始した。
EgisDesktopは、パロアルトネットワークスの次世代エンドポイントセキュリティソフト「Traps」、ヴイエムウェアの仮想デスクトップソフト「VMware Horizon」およびサーバー仮想化ソフト「VMware vSphere」、シスコシステムズのサーバー「Cisco UCS」およびデータセンタースイッチ「Cisco Nexus」、ティントリのエンタープライズクラウドプラットフォーム「Tintri VMstore」から構成される。
これらの構成により、従来のシグネチャベースの手法ではカバーできなかった未知の脆弱性を突く攻撃や、高度なマルウェアによる攻撃も防御可能にする。また、ある仮想デスクトップで急激な負荷が発生しても、他の仮想デスクトップの性能に影響しないよう、自動的に調整して安定したパフォーマンスを実現する。仮想デスクトップ単位で、仮想マシン・ストレージ・ネットワークそれぞれの遅延発生箇所を単一の画面で可視化できるため、問題が発生した際にも速やかに対処できる。
ネットワングループの設計・構築ノウハウをパッケージ化することで、高度なセキュリティ対策と安定した体感速度を両立した検証済みの仮想デスクトップパッケージ製品となり、パートナー企業は設計・構築の工数を大幅に削減できるとしている。
EgisDesktopの主な販売対象は、中規模~大規模企業、官公庁・自治体で、拡張が容易な500ユーザー版「EgisDesktop 500」と、大規模環境向け1000ユーザー版「EgisDesktop 1000」の2モデルを用意。今後、小規模環境向け200ユーザー版の提供も予定する。
また、ネットワンパートナーズではEgisDesktopの開発にあたり、株式会社エヌ・ティ・ティネオメイト(NTTネオメイト)と共同検証を実施。検証データに基づき、ネットワンパートナーズはEgisDesktopを開発し、NTTネオメイトはクラウド型デスクトップサービス「AQStage 仮想デスクトップ」で3月から提供を開始した新プラン「AQStage 仮想デスクトップマネージドセキュアプラン」の開発に反映しているという。